2015年07月17日

中国の労働者賃金高騰

中国の労働者賃金高騰

この写真は、10年前に浙江省海寧市で撮影した靴下のつま先部分をリンキングしている様子です。

10代の工員さんが大勢でこの様な大変な作業を低賃金で行ってくれていました。

この当時の工員さん達の給与は1ヶ月1,500元位でしたが、それでも仕事が有れば残業も休日出勤だって喜んで

してくれていました。

この時期位まで工場経営者としては、高いロッソ機(つま先を縫い合わせる)を買うより、手間の掛かるリン

キングの方がコストが掛からなかったのです。

今では、1ヶ月6,000元を払ってもこの様な大変な作業をしてくれる工員さんを確保できない状態になりました。

10年で工員の給与は4倍になり、それにプラスして新労働法で保険や割増手当もしっかり払わなくては経営者

は直ぐに訴えられる様になってしまいました。

これはスマホの普及により、SNSで他の工場の工員さんと労働内容や賃金の情報が簡単にやりとりされたり、

労働法についても簡単に調べられる様になったので、それも高騰した原因の一つです。

でも最近は、欧米からの注文も減り工場の求人も減ってやっと賃金の高騰が落ち着いて来た様に思います。


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Posted by 上海 MIKASA at 16:13│Comments(2)上海
この記事へのコメント
約10年前の大連検品工場のワーカーは600元くらいでした。
工場の4人部屋の寮に住み、給料の殆どを仕送りして
いました。工場の周りは畑、小さな雑貨品の店が
あるだけでした。今では考えられないですね。

そういえばカンボジアの給料が61ドルから2年で、
128ドルになったそうです。為替も1.5倍。
この先どうなるんでしょうか。
Posted by たか at 2015年07月17日 16:29
たかさん コメント有難う御座います。 これから海外生産は厳しい時代ですね。 とは言え全てを日本で生産するのはもう無理ですし、本当に一体どうなるのでしょうか? と思いますよね。
Posted by 上海 MIKASA上海 MIKASA at 2015年07月21日 18:15
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